#47 「ごめんね」がなかなか言えない話
こんにちは!
子育ては大変だけど毎日楽しくて幸せ!
そんなパパママを一人でも増やしたい夢をもつゆでたまごです。
ゆでたま奮闘記を見にきて下さり、ありがとうございます!
・ 公園で遊んでいる時、お友だちに砂をかけてしまった…
・ ふとしたことで手が出てしまって泣かせてしまった…
小さなお子さんを連れていれば必ずと言っていいほど、このような場面に遭遇すると思います。
今回は、私だったらこんな考えでこんな声かけをするよーという話。
ちょこっとでも参考になれば嬉しいです。
※ この記事は私のメインサイト「ゆでたまブログ」を元に再編集したものです。
良かったら覗きに来て下さい^ ^
サクッと自己紹介
私 ”ゆでたまご” は3人の子育てをしている専業主婦です。
コーヒーと宅トレ好き。
以前は保育士として先生をしていました。
子どもが大好きで他のお子さんも尊く感じます。
子育ては大変で、疲れて、難しいもの。
でも、楽しくて癒されて幸せな時間です。
一瞬で過ぎ去ってしまう小さいお子さんとの時間。
パパママが笑顔の時間を増やしたい!
そんな想いで経験や知識を交えた「子育て笑顔のヒント」をお話しています。
最近コロナにかかった娘たち…。登校禁止が長いこと!トランプのスピードやモノポリーの腕が上がっていますw
ごめんなさいを言わせようと私もキーキー!
1才後半くらいから同年代の子どもたちに興味を持ち始め、自分から友だちに近づいて行ったり、真似っこしたり、ものの取り合いが起こったりと 友だちとの関わる機会が増える時期。
我が家の3番めの2才娘もまさに今。
・ 友だちの使っているおもちゃがどうしても使いたいとごねる。
・ スッと勝手にとってピュピュピューンと逃げちゃった…!
・ そのくせ自分のおもちゃは貸したくなくて大きな声で「ダメ―!!」と威嚇。
・ 自分がしたことで友だちが困ったり泣いているのに謝らない。
やってるやってる…w
今だから木の上から見ているような感覚で我が子の様子を見ている私ですが、少し前はそんな余裕0でした。
「すぐに謝りなさい!」
「友だちのものは友だちのもの、使っちゃダメ!」
「貸してが言えないんだったら使えないよ!」
「ごめんなさいが言えないなら嫌われちゃうよ!」
などと、キャンキャンしている我が子と一緒になってキーキーしていました。
相手のお子さんのお母さんもそんな私の様子に困っていたろうな…と思います。
ではそんなキーキーしていた私が今どんな関り方をしているか、どんな気持ちで見ているのかお話しします。
謝るのは親の役目
「ごめんなさい」を言うのは私の役目と割り切り、お手本を見せるつもりで相手のお子さんに声をかけ、我が子には気持ちに寄り添いどうしたら良いかを話す。
そう、心がけています。
例を挙げてお話していきますね。
友だちの玩具を使いたいと駄々をこねる場合
・ 我が子に…
「そっか、お友だちの玩具楽しそうだよね。わかるー。使ってみたいね。じゃあ、貸してって一緒に言ってみようか」
スッと勝手にとって逃げちゃった…!場合
・ 相手の子に…
「あらら、ごめんね、おもちゃ楽しそうで遊びたかったみたい。今お話してくるからちょっと待っててね」
・我が子に…
「楽しそうだもんね。使いたいね。でも、これはね、お友だちの玩具だから勝手にとったらいけないんだ。ごめんね、と、貸して、一緒に言いにいこうか」
自分の玩具を貸したくなくて大きな声をだした場合
「そっか、貸したくないんだね。でも、一緒に使えたらもっと楽しいかもしれないよ。
それに、大きな声は怖いから優しく小さな声でお話しようね」
自分がしたことで友だちが困ったり泣いているのに謝らない場合
・ 相手の子に…
「ごめんね、痛かったね(悲しかったね)。大丈夫かな。今お話ししてくるから少し待っていてね」
・ 相手の親御さんに…
「ごめんなさい、今素直に謝れない時期で…。お子さん大丈夫かな…。ちょっと話してきます」
・ 我が子に…
「叩いたら痛いし悲しいよ。お友だちも泣いてる。○○(我が子)もされたら悲しいよね。
一緒にごめんねしにいこう」
ブレずに伝える、繰り返し穏やかに
・ 友だちのものをかりる時には「かして」の言葉と相手の「いーよ」が必要なこと
・ 相手の嫌がることはしてはいけないこと
・ 手を出すことはいけないこと
どんな理由があろうと、いけない事はいけないと伝えていかなければなりません。
そこはぶれないように。徹底する必要があります。
でも、力まなくて大丈夫です。
繰り返し繰り返し、怒りの感情は乗せずに穏やかに。
1回で伝わる子もいれば、何十回と言っても伝わらない子もいます。
頭でわかっていても、謝れない子だっています。
私もそう。謝るのって勇気がいります。
大切なのはお子さんが理解できること。
・ 叩いたら痛いんだ、嫌なんだ。ごめんねって言うんだ。
・ 借りるには「貸して」を言って「いーよ」って言ってもらえたらいいんだ。
・ 大きな声は怖いんだ。優しく言えば聞いてもらえるんだ。
お子さんが理解できるその時まで…
お手本となって謝る。
できるなら一緒に謝る。
何がいけなかったか、どうしたら良いか怒りの感情を乗せずに穏やかに繰り返し伝える。
「謝るのは親の役目」と腹をくくって、我が子や相手のお子さん、親御さんに言葉をかけています。
時には嫌な顔をされる時もあります。
そんな時、私だって…しょぼんとなります…。
でも、我が子のため、お手本となって謝ったり言葉をかけているのだから大丈夫!
私は私の子育てをしている!と胸を張ることにしています。
どうしても謝らない子には?
ある程度大きくなり、謝る必要性を理解している小学生くらい。
友だち関係でトラブルを抱えた時、謝りなさい…!と親が『謝ること』を強要してしまうことで、
『あなたが迷惑をかけたに違いないのだからあなたが謝りなさい』
『人の優しさなんて期待しちゃダメなのよ』
というメッセージを我が子に伝えてしまっているかもしれません。
そのメッセージを受け取った我が子は、
『お母さん(お父さん)は僕(私)に期待してないんだ…』
『このままの自分は受け入れてもらえないんだ』
人を、親をも信用出来なくなってしまいます。
では、子どもが友だちとの関係で悩んでいる…
こんな時親はどんな対応をしたらよいか。
我が子の気持ちを言葉で汲み、寄り添い、そして、子どもが自分で考え行動できるような励ましの声掛けをするようにしています。
「そっか、○○(我が子)はこう思ったんだね。そりゃ嫌だったね。」
「でも…これからどうしたい?」
「勇気がいるかもしれないけど…○○の気持ちを伝えてみたらどうかな」
「○○の気持ちが伝わると良いね。」
「きっと大丈夫。時間がかかるかもしれないけど、きっと伝わるよ」
そんな言葉をかけたり、ケンカをした相手の友だちのことを、
「○○ちゃん(友だち)って素敵な子だよね、お母さん好きだよ」
と認めたりしています。
このように、気持ちに寄り添い励ましたり、我が子の友だちを認めてあげることで、
人を信用する気持ちや自分の気持ちを伝えてみようという気持ちが育ちます。
これを繰り返す事で、
コミュニケーション能力が育ち、
人間関係のちょっとしたトラブルも自力で乗り越えられるようになります。
おわりに…
息子や娘にこう関わっている私ですが、実は人付き合いが苦手です。
「親がお手本になって…」と偉そうに言っているのに…なんだかすみません。。
子どもたちにはこれまでお話ししてきたように伝え、関わるようにしていますが…
実際に自分の身にトラブルが起きた時、子どもたちのように前向きに正直に、関われるか自信ありません。
なので、子どもたちが友だちとケロッと仲直りをしてきた時には、
「○○のこと、尊敬する。お母さんでも難しい、ごめんなさい や 仲直り できるんだもん。それってすごいことだよ。○○(我が子)も○○ちゃん(友だち)も素敵だね」
と正直な気持ちと共に、言葉をかけています。
私だって完璧ではありません。
でも、そんな親の姿を見せ気持ちを伝えることも良い親子のコミュニケーションだと思っています。
最後までお読みいただきありがとうございました!
あなたとあなたのお子さんにとって素敵な日々となりますように^^
2022・3 ゆでたまご
<参考文献>